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治療症例集

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受け口で悩んでいる(反対咬合(はんたいこうごう))

受け口を専門的な用語では反対咬合といいます。反対咬合の矯正歯科治療では小児の時と成人の時で治療が異なります。
小児の時(成長期)は症状や状態により上顎の成長を促したり、下顎の成長の方向を変化させたりして上下の顎の位置関係を良好にしていきます。成長期でしかできないことを行います。これを一期治療といいます。また多くの方に舌の位置や嚥下を正しく理解して頂く必要があるのでMFT(筋機能訓練)を行います。
下顎の成長がある程度終了した段階で本格的な矯正治療(二期治療)を行います。
小児の受け口の方の治療は一期治療と二期治療の二段階の治療ステージがあります。一期治療で治療が終了し、その後下顎の成長を待ってから二期治療に移行します。また永久歯がすべてそろったとしても下顎の成長が旺盛なときは成長が止まるのを待って治療することもあります。成人の方は二期治療、マルチブラケット装置を使用した治療から開始となります。状態によっては外科的治療を併用することもあります。

診断名:反対咬合
治療開始年齢:5歳5ヵ月
使用した装置名:リンガルアーチ
抜歯:無
治療期間:一期治療期間は17か月
治療費の目安:25万(一期治療費のみ)
リスクおよび副作用
一期治療中、矯正装置は変化追加しますので、必要によっては顎を広げる装置が必要となります。
上顎の骨を積極的に成長促進させたいときには上顎牽引装置を用います。自宅では口腔内だけの装置のほかにマスク(フェイシャルマスク、クリブ)をつけていただきます。
反対咬合は一期治療で治っても、下顎の成長により反対咬合が再発することがあります。下顎の成長時期は身長などの成長時期に似ていますので第二次成長期に大きく成長することがあります。その時は再度検査診断を行い、時期を見て二期治療に移行していただきます。